阪神間モダニズムという建築文化


神戸モスク

イスラム教の教会

ではここからは私の独断的な偏見でこの阪神間モダニズムによって誕生する事になった建築物を紹介して行きましょう。まず始めに紹介するのは、これまた少し宗教的な問題になると思いますが、イスラム教の教会となっている『神戸モスク』、こちらが最初のお勧めとなっています。イスラム教徒、何かと話題になることがあるため、中にはイスラム教そのものに対して嫌悪感を示している人もいるでしょう。そのため教会に行くと何かしらの勧誘を受けることは確実と言えますので、もしも気乗りしないという人はあまりお勧めできないのも事実ですが、別に立ち寄る必要はないと思います。建物の外装を見ているだけでも十分に当時の文化を見て取れるものとなっているので、十分に価値はあると思います。

日本で初めて誕生したイスラムのモスク教会

こちらの神戸モスク、日本で初めて誕生することになたイスラム教徒の教会でして、建築されたのは1935年と阪神間モダニズムを影響を十分に受けている形で建てられています。こちらの教会は当時神戸に住んでいたトルコ人・タタール人・インド人貿易商の出資によって建築されることとなりました。当然ですが、どれもこれもイスラム教が最も主流となっている国ですね。

こちらの教会ではもちろんイスラム教徒のための礼拝などが行なわれていますが、当然教会ということもあって別段イスラム教徒ではない人でも見学が自由に行なえます。教会というのは基本的に受け入れに関しては寛容なほうですから、当然といえば当然でしょう。ですが男性は一階の、女性は二階の礼拝堂で、それぞれ教譜を受けることになります。見学の際にはイスラム教らしく肌が多めに露出している服装に関しては教会そのものに入ることを禁じられてしまいます。いくら教会といっても宗教の戒律に即した対応となっているので、そういった細かい点については教会からの指摘を素直に受けなくてはいけません。

日本人のように何かの宗教に没頭していない人からすれば馴染みがないかもしれませんが、そんな感情を持つことこそその国を信奉しているといえます。日本人は主に神道か仏教が大半を占めており、中にはキリスト教を信奉している人がいるでしょう。中にはイスラム教を信仰している人もいるでしょうが

、今の青少年達はそんな宗教色の強い勉強などを行なっているとは思えません。実際、私が学生時代だった頃も宗教とは無縁の暮らしをしていました。自分の暮らしに宗教が関わっている、そんなことを微塵にも思いませんでした。そのため、宗教に基づいて自らを律するということを強制的に行なう宗教の力とは脅威的に捉えてしまう事があってもおかしくないでしょう。それが宗教によるものだということで納得するしかないんですけどね。

現代建築にふれる

歴史

こちら神戸にイスラム教会が誕生することになりましたが、元々は東京の方に建築計画が構想されていたのですが用地の確保という段階で頓挫してしまい、その後大正時代にもまた計画案が挙がるなど、建設しようとする動き事態はあったのですが中々礼拝堂などが入っているモスクそのものの建設までには至らなかったのです。またそんな教会を建築している時代は丁度第二次世界大戦期でもあったことから、関連する施設を建設しても空襲で全快してしまうということもあったので、中々波乱万丈な人生となっています。

ではどうして神戸にも空くが建てられることになったのかというと、ちょうど第一次世界大戦時期に神戸に移り住むことになったイスラム人の増加に伴う、そんな社会背景が関係しています。そのためそんな人々のために信奉している宗教の教会を用意することが先決だったのかもしれません。他国に住んでいるということは自分が本来住んでいる国とは違うところで生活しているということですから、自分達の文化を忘れないため、もしくは布教活動をするために活動しているなんてことも十分ありえます。

しかしモスクを建設するのは様々な障害が立ちふさがることになるのです、建築するにしても資金不足という現実的な問題が立ちふさがることになってしまい、その都度計画が頓挫しないために募金などの活動や、インド商人を始めとした人々からの援助があったことで、なんとか計画中止ということにならずに済んだ。

色々な問題が噴出することになったが、神戸モスクは1935年には見事に完成を果たしてお披露目会が行なわれました。もちろんですが、こちらのモスクを立てたことで当時は日本でもイスラム教が布教することを願われていた。そのことを暗に願う形で『神戸』、つまり『神の門戸』という象徴的な解釈を元にして、この町から日本もイスラム教徒が増えるというのは願っていたと考えられています。

そう考えると少し怖いですね、私個人としてもイスラム教に改宗したいかどうかと聞かれたら二言返事で答えが出るほど簡単に決められる問題ではないでしょう。イスラム教徒になりたいと考えたことは一度もないですし、日常生活に宗教色を取り入れる事を考えたことも一度もないので、恐らく生活そのものが破綻してしまうと思います。無理に宗教を変える必要はありません、ただ一つの学問として勉強するということに関してはありでしょう。色々と偏見的な見方をしてしまう宗教ですが、教養の一つとして勉強するために訪れてみる、というのも悪くないかもしれません。

ただ極度に受け付けることができない人に関してはやはりお勧めできません、教会に入れば確実に信者になってもらうように勧誘は掛けられるはずですから身の危険を感じるという方はご注意ください。

周辺の景観との相性

貴重な阪神間モダニズムの建物となっている神戸モスクですが、建築物としては貴重なものとなっていますがそれが必ずしも周辺の状況と調和しているとは限らないものです。こちらの神戸モスクですが、正面からの外観こそ確かに見た目は良いのですがその周辺には電線が張りめぐっていることもあって、景観としては非常に見栄えの良くないものになっています。こればっかりは周辺が住宅地となってしまっているのでしょうがないのかもしれないのですが、それでも貴重な建築物を様々な角度から見るという点においてマイナスポイントとして数えられてしまうのは非常に残念なことです。

教会ということなので、布教の意味合いを含めて街中に作られたのはよかったですが景色的なものとして考えたときには少し残念になってしまいます。こちらの教会に近づきたくないと考えている人もいます、そんな人は遠目から教会の様子だけでも撮影したいと考えた人もいるでしょうが、電線が邪魔をして美味く撮影することができなかったという人もいると思います。せっかく近代建築として当時の状況を把握することが出来るというのに、生活に必要な設備に邪魔されてせっかくの建築物を楽しむことが出来ない、何て悲しすぎます。これに関しては解決のしようがないかもしれませんが、建築物としては見ごたえあることには変わりはありません。

ネットも良いけどショップへ行こう!

2011年に残念ながら閉店したモザイク銀座阪急ですが、実はこちらの建物にはある建築様式が存在していたのです。ここではそんな阪神から生まれた建築文化を紹介して行きます。

モダニズム
もだにずむ
ステッカー はがし方を知っておくことも大事です。 弊社が作成したステッカーはもちろん、一度貼られたシートは硬化して剥がれにくくなっていますので、剥がされる際にはその点にもご注意下さい。

阪神間モダニズムという建築文化