阪神間モダニズムという建築文化


旧ハンター住宅

日本最大級の異人館

次に紹介するのは、明治期に誕生して日本近代建築としても価値の高い建造物である『級ハンター住宅』について話をしていきましょう。こちらは兵庫県神戸市灘区の王子動物園にある異人館となっています。動物園の中に異人館とは、なんとも異色な組み合わせですね、動物を見に来たはずなのに突然芸術鑑賞大会となってしまいそうです。こちらの建物は阪神間モダニズムが主に発展する時期よりも先となっていますが、それでも当時の近代建築というものを考察するためには非常に重要なものとなっています。日本最大とも言われているこちらの建築は1889年頃に建立し、その後世界大戦などで焼け落ちることなく当時のままその様相が残っているので、1966年6月11日には国の重要文化財として認定されることになりました。当然ですね、これほど当時のまま残っている建物を後世のために残しておかなければならないのは明白、最大でありそして最も優れている芸術作品として今後建築家として活動していく卵達には貴重な代物となっていくでしょう。

歴史

こちらの旧ハンター住宅は1889年頃にドイツ人の『A・グレッピー』がイギリス人技師に依頼して、現在の神戸外国倶楽部がある場所に建てたものと考えられています。その翌年には建築願いが提出されているが、設計した人間が誰なのかは確たる証拠となる説が残っていないため、現在でもその研究は続けられています。

建立した後、こちらの住宅はイギリス人実業家として活動していた『エドワード・ハズレット・ハンター』さんが購入して、その後元々建てられていた場所から神戸市中央区北野町3丁目130番地に移築され、改築されたのでした。その後現在の場所に移動するのは1963年となっており、その後歴史的価値として非常に重要度の高い建築物として国から重要文化財として認定されたのでした。

ここで思うことは、どうして動物園の施設内に移動したのかということです。非常に疑問に思うところですが気にしたら負けなのかもしれませんね。動物園に来たけど、実は動物には全く興味はなくてこの旧ハンター住宅を見たくて来たのさ、という人がいるでしょうね。わざわざ動物園に入らなくてはいけないのが面倒かもしれませんが、しょうがないとして割り切りましょう。

建物の特徴

写真を見たことがある人はご存知のとおり、まさにお洒落という言葉が似合う外装となっています。そして当時の近代日本建築という見方で見れば、その先端とも言える存在だということもう名づけます。圧倒的なまでの存在感を象徴する外装は見事なものです、まさしく私たちが思い描いているような中世ヨーロッパの人々が住んでいるような家という印象となっています。こんなところに住んでみたいと常々思っていましたが、住んだら住んだで汚さないように細心の注意を払いたくなりそうですから、理想にとどめておきましょう。

住宅の特徴としては、まず南側を正面とした2階建てとなっていて、西北隅に三階建ての塔屋が付属しています。その塔屋の一階部分が入り口となっていまして、そこから東西方向に廊下が伸びていまして、廊下の南に3室が東西に並んでいる、片廊下式の間取りとなっているのです。二階には4室用意されており、そこが当時ハンターさんたちが主に居住空間として使用してたと推測されていますが、詳しい仕様用途は未だに分かっていないのであくまで推論の域を超えていないのです。

エドワード・ハズレット・ハンターという人は

わからないということは、ココに住んでいたハンターさんが完全にプライベートとして利用したということであり、その中には行ったことがある人というのも、ごく限られた人だということだといえるでしょう。実業家という仕事柄、数多くの人と交流することになるはずですが、仕事とプライベート、この二つはきっちり分けて考えていた人なのかもしれませんね。でもそうですね、現代になって確かに有名なのかもしれませんが、自分たちがどんな暮らしをしていたのかということを根掘り葉掘り検証されて調べられるのは、死んでいるからということを入れても恥ずかしいものです。もちろん全てをさらけ出されるということはないのかもしれませんが、それでも仕事をしているときの時間と、自宅でくつろいでいる時間は別モノとしていたのかもしれないですね。

もしもハンターさんが華やかなのが好きな人だった場合には、どんな生活を送っていたのかということを理解できたのかもしれませんが幸いにも、素の自分を後世に知られてしまうようなことを避けたという点で、彼はほっとしているかもしれませんね。自分が暮らしていた家がまさか重要文化財として保存され、未だに多くの観光客を呼んでいるということを予想できたとは言えませんが、それでも静かな生活を心がけたことで自分の要らない部分を見せることにはならなかったということで、得をしているでしょう。

でも生活観を感じることができないというのは逆に良いかもしれません、そこで暮らしていたハンターさんがどのような時間を送っていたのか分からないということは却って想像力を膨らませることが出来ます。それを自分に当てはめて、自分ならこんな快適な生活を送るだろうと妄想しながら見学してみるのも良いかもしれませんね。

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もう一つの異人館を紹介します

ついでなので兵庫県内にある異人館をもう一つ紹介しちゃいましょう。紹介するのは『神戸市風見鶏の館』というところです。こちら、なんととある某ゲーム作品に出てくる洋館となっています。凄いですね、作品名に関しては伏せておきますがこちらのモデル、というかそのまま舞台となっているお屋敷がココ神戸市にある異人館がモデルとなっていたというのは、正直知りませんでした。いやはや、凄いですね。まさかこの機会に作品内に登場してくる異人館を見つけることが出来るのは正直驚きました。こちらの建物も、国からは重要文化財として認定されているとおり、歴史的にも価値のあるものとして保全活動に勤めています。

今でこそ神戸市風見鶏の館という名前となっていますが、こちらは当時住居として使用していたドイツの貿易商であった『ゴットフリート・トーマス』さんが個人で所有していた邸宅となっています。こんなものを持っていたというと、いかに裕福な暮らしをしていたのかということをよく理解できるのではないでしょうか。もはや御伽噺に当然のように出てきそうな造りとなっていますね、こんなところに本当一度でも良いから自分のお金で建築して住んでみたいものです。どんな気分になるんでしょうね、実際に所有者として持ってみて、そんな自宅での生活というのは何か大きく変化するのかもしれないでしょうが、庶民からして見れば身の丈に合わない生活を強いられることになりそうなので夢としておきましょう。

こちらの建築物の構造は、半地階付きの2階建てとなっていまして、地階は御影石積、1階には煉瓦造りとなっていまして、2階は木造ハーフティンバーとなっているとおり、それぞれの階で様々な意匠が施されています。よほどのこだわりがあったのでしょう、その外観はもはや一点の抜かりもないほど完璧なまでの建築物として成立しています。

現在では茶褐色の外壁となっていますが、元々は灰色の外壁だったそうです。印象が全く違いますね、茶褐色の印象が強い人からすればこちらの住宅が灰色の様子を思い浮かべるというのは難しいですね。実際に私もそんな灰色の姿を想像できません。というより、そんな灰色では世界観そのものをぶち壊しかねませんね、色の選択に関してはナイス神戸市! と思いました。ところが設計当初では深緑の彩色が施されていたこともあって、2011年に塗装塗り替えの際には深緑系に戻すべきではないだろうかという意見も上がっていたそうです。確かに設計段階での色を残すのは大事なのかもしれないけれど、すでに茶褐色として定着している人も多いはず、そうなると色を急に変化させてしまうと反感を呼び寄せることになりそうですね。色々と物議をかましていますが、一度この神戸市風見鶏の館を含め肉眼で見てみたいところですね。

ネットも良いけどショップへ行こう!

2011年に残念ながら閉店したモザイク銀座阪急ですが、実はこちらの建物にはある建築様式が存在していたのです。ここではそんな阪神から生まれた建築文化を紹介して行きます。

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