阪神間モダニズムという建築文化


六甲オリエンタルホテル

かつて存在していたホテルです

阪神間モダニズムといっても、全ての建造物が現在も使用されているということはありません。元々商業施設としてオープンしていたけれど、経営不振などの様々な理由で閉鎖されてしまうということもあります。そういうことを考えると現在まで残っている創業90年クラスの事業というのがいかに凄いのかということが分かりますよね。まぁそんなことは良いとして、建築物の話をしましょう。阪神間モダニズムの一つとして明治期に誕生したホテルの一つで、その建物は文化全盛期に建築された『六甲オリエンタルホテル』について話をしていきましょう。

こちらのホテルは元々老舗高級ホテルでもある『オリエンタルホテル』が、六甲山開発の一端として当時営業していたホテルを委託営業という形から、その歴史は幕を挙げていくことになるのです。それこそ文化隆盛期を越えて、様々な人に愛されるホテルとして注目を集めることになりましたが、2006年に阪急・阪神経営統合が締結したことにより、六甲オリエンタルホテルも阪急阪神第一ほてるグループの一員として加わることになったのです。しかし後に六甲山の観光施設を見直す施策が行なわれることになったため、ホテルの機能は同系列の六甲山ホテルと競合することになってしまったために、六甲オリエンタルホテルは閉館することになってしまいました。少し残念な気もしますが、しょうがないとしか言いようがないですね。

閉館した後の跡地利用としては

建物の話の前に、現在の話をしておきましょう。閉館したことによって跡地となってしまった六甲オリエンタルホテルですが、こちらは現在もどのように施設を利用するべきかまるで検討がついていない状況だそうです。ホテルはもう営業そのものをすることはないとまでいわれています。直ぐ近隣にホテルの機能を移動した六甲山ホテルのこともあって、それは難しいとのこと。そうですね、近隣にホテルが二つもあって競合するというのは今の時代そこまで得利益の上がることではないでしょう。

しかしせっかくの建築物をそのまま残したままにしておくというのは非常にもったいないことだ。せっかく建築当時の状況をよく知ることの出来る数少ないものとなっているにも関わらず、未だに利用方法が思いつかないから跡地として放置する、というのは創った建築家からすれば溜まったものではないだろう。とはいっても、これもやはり当時の開発するだけしてしまおうという危害が見える分だけ、よく考えて建築を行なわなかった兵庫県そのものが悪いというしかないかもしれない。

建築を行なっても、建築した後もずっと利用することの出来る施設を作ることこそ建築家としてするべき最大の仕事というべきではないでしょうか。この六甲オリエンタルホテルというものもそんな開発を無計画に乱立する形で行ってしまった結果、現在の状況になってしまったと言うことに他ならないでしょう。私達の人間のしたことに他なりませんが、せっかく歴史ある建物でその優美な外観と内装で一時期はお客さんで溢れかえっていたホテルの結末としては悲しくも、惨めな顛末となってしまったというしかないでしょう。

建築物の特徴

近代建築の一つとして芸術作品ともいえるこの六甲オリエンタルホテルも、そんな当時の最先端の建築物として注目を集めたことは確実といって良いほど見事なものとなっています。落ち着いたシルエットに、広々とした庭とそれに負けないくらいの内装も優美なデザインとなっています。その中でも特に照明に関しては力が入っていたといえるでしょう。その中でもスカイレストランの『VOIR』の天井照明は見事なまでのデザインとなっているのです。店内の模様を更に落ち着かせる演出を起こしているような気にさせる天井の中、食事をする時間はまさに贅沢三昧といえるでしょう。いけなかった人にとっては非常に残念だったかもしれません。もしかしたら何かしらの営業を行なうめどが付いたときには、こちらの建物内の天井をまた見に行きたいところです。

ホテルとしては高級ホテルとして数えることが出来るでしょう、そんな高級ホテルから眺める眺望の風景は圧巻と言えます。閉鎖されたことが非常に残念でしょうがないですが、見直しを迫られてしまってはもうどうしようもなかったのでしょう。これは計画的に建築をしなかったからだめだった、といえるかもしれませんね。

現代建築にふれる

風の教会

建物自体は阪神間オリエンタルに含まれないのですが、こちらの六甲オリエンタルホテルの中に併設されている施設で注目を集めていたところがあります。それは建築家として現在も有名な『安藤忠雄』が作った【風の教会】です。安藤さんは他にも【光の教会】や【水の教会】といった女子なら憧れる様な教会をいくつも設計しています。こちらの風の教会もそんな安藤さん設計の協会となっているのですが、こちらもお洒落の一言で十分に伝わるものとなっています。ココで結婚式を挙げられたらなぁと思わせるには十分すぎるものとなっていますので、結婚式以外にも一大決心ごとにココで何かしら伝えるということをするのもありかもしれませんでしたね。もしかしたらここで何かしらの縁がいくつも誕生したかもしれませんが、それは知ろうと思って知れることでもないでしょう。きっとこの風の教会でそんな素敵な良縁と結ばれるようなことがあれば、間違いなく幸せの絶頂期にいるといって良いでしょう。

本当に惜しいものです、こんな素晴らしい教会があるというのに閉鎖されて未だに利用方法が検討がつかないというのは宝の持ち腐れとなってしまっています、何とかしてほしいところですが、そうもいかないのでしょう。一刻も早くこちらの建物全体に仕様用途を見出すことが今最もすべきことなのではないでしょうか。

ネットも良いけどショップへ行こう!

2011年に残念ながら閉店したモザイク銀座阪急ですが、実はこちらの建物にはある建築様式が存在していたのです。ここではそんな阪神から生まれた建築文化を紹介して行きます。

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阪神間モダニズムという建築文化